[ワシントン 3日 ロイター] - ニューヨーク連銀が3日に発表した2月のグローバル・サプライ・チェーン・プレッシャー・インデックス(GSCPI)は3.3となり、昨年12月の4.5をピークに2カ月連続で低下した。複数の主要市場で受注残や納期が改善し、海上輸送コストが低下するなど、世界的にサプライチェーン(供給網)に対する圧力が緩和したことが示された。
この指数は同連銀が1月から発表を開始したもので、日米欧など世界各地の輸送コストや遅延、受注残の推移などから新型コロナウイルスの感染拡大が生産や価格に及ぼす影響を計測する。0が長期平均となる。
同連銀のアナリストによると、改善は広範囲に及び、特にアジアから他地域向けの出荷などで改善が目立ったという。
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