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インドシェア維持・世界販売700万台想定の長期戦略検討=スズキ会長

[東京 10日 ロイター] - スズキ7269.Tの鈴木修会長は10日の決算会見で、2030年に世界販売約700万台規模を想定し、30年時点でも主力のインド四輪市場で現在のシェア約50%を維持するための戦略を議論していることを明らかにした。また、人材不足が課題との認識も示した。

鈴木会長は、30年にインド四輪市場が約1000万台(17年は約400万台)へ拡大すると予想される中、スズキとして現在のシェア約50%を維持するためには500万台が必要と指摘。日本で100万台、その他の地域で100万台を加えた計700万台という世界販売を想定し、「未知の世界へ飛び込むため、経営者も従業員も一丸となってどうすればいいか議論している」と述べた。同社の18年3月期の世界販売は322万4000台で、ほぼ倍増することになる。

また、30年に世界販売700万台というのは「(会社の)計画ではなく、理論値」とした上で、そういう前提でスズキが「どうするかを考えていく必要がある」と語った。インドでは今後、ガソリン車からハイブリッド車、天然ガス(CNG)車、その先に電気自動車(EV)へと移行していくとし、シェア維持に向けて「販売力と販売網が問題になる」との考えを示した。

自動運転やコネクテッド(ネットに常時つながる車)などの新技術も登場し、自動車産業が100年に1度の大変革期にあり、鈴木会長は今後は「質・量ともに未知の経験が待っている」と説明。その上で「特に人材の不足を痛切に感じている」と語り、研究開発費をいくら増やしても、人材不足で研究開発が進められず、事業環境の変化についていけないとして「他の協力を得ながら生き残りをかけて戦っていく」と述べた。

白木真紀

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