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スズキ、コロナで4─12月純利益2.8%減 半導体不足の影響「多少」

スズキが5日発表した2020年4─12月期連結決算によると、純利益は前年同期比2.8%減の1132億円だった。写真は、同社のワクSPOと同社のロゴ。2019年10月23日に都内で撮影。(2021年 ロイター/Soe Zeya Tun)

[東京 5日 ロイター] - スズキが5日発表した2020年4─12月期連結決算によると、純利益は前年同期比2.8%減の1132億円だった。7─9月以降の四輪車販売は回復してきているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きかった4─6月期の落ち込みを補えなかった。21年3月期通期の業績見通しは、先行き不透明要因が多いとして従来予想を据え置いた。

4─12月期の売上高は同17.2%減の2兆1755億円、営業利益は同18.6%減の1387億円だった。四輪車の世界販売実績は同18.7%減の175万6000台だった。

主力市場のインドや日本での四輪車販売は7─9月以降、前年を上回って推移するなど持ち直してきているが、新型コロナ感染防止のためのロックダウン(都市封鎖)などの影響を受けた4─6月期の落ち込みが大きく、カバーできなかった。

長尾正彦取締役はこの日の電話会見で、自動車メーカー各社が直面している半導体不足による影響について「生産台数は多少減らすが、調整できる要素がまだある段階だ」と説明。「大幅な減産には至っていない」と話した。工場は残業や休日出勤を減らす対応にとどめ、「一斉に稼働停止はしない」と語った。ただ、「今後を考えると見通しにくいところもある」として、「状況を注視していく」と述べた。

国軍によるクーデターが発生したミャンマーで今年9月に稼働する予定の四輪車の新工場に関して、長尾取締役は「政治・治安情勢次第だが、今のところは予定通り進めていきたい」と話した。

通期は業績見通しのほか、世界生産・世界販売の計画も従来予想通り。純利益は前期比18%減の1100億円の見通し。売上高は同14%減の3兆円、営業利益は同25.6%減の1600億円をそれぞれ見込む。四輪の世界販売は同16.6%減の237万8000台を計画し、インドは同20%減を見込む。通期業績予想の前提となる為替レートは1ドル=106円、1インドルピー=1.43円。

IBESのコンセンサス予想では、アナリスト15人の通期純利益予想の平均値は1237億円となっている。アナリスト17人の通期営業利益予想の平均値は1848億円となっている。

*内容を追加しました。

白木真紀 編集:山川薫

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