July 3, 2019 / 8:35 AM / 4 months ago

スウェーデン中銀、金利と利上げ予想を据え置き 海外リスク警告

[ストックホルム 3日 ロイター] - スウェーデン中銀は3日、政策金利のレポレートを予想通りマイナス0.25%に据え置いた。

 7月3日、スウェーデン中銀は、政策金利のレポレートを予想通りマイナス0.25%に据え置いた。今年末から来年初めにかけて利上げする計画も改めて示した。写真はストックホルムで2016年8月撮影(2019年 ロイター)

今年末から来年初めにかけて利上げする計画も改めて示した。ただ、世界経済にリスクがあるとの認識も示した。

ロイターのアナリスト調査では、全員が金利据え置きを予想していたが、利上げの予想時期が後ずれするとの見方が一部に出ていた。

中銀の発表を受け、スウェーデンクローナは上昇した。

ノルデアのエコノミスト、トルビョルン・イサクソン氏は「中銀が(予想を)引き下げると確信していた」としたうえで、「われわれは引き続き、中銀のインフレ予想が楽観的過ぎるとみており、中銀は金利パスを下げ、若干先延ばしすると予想している。欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備理事会(FRB)が利下げを視野に入れていることも重しとなる」と述べた。

中銀は前回4月の会合から状況にほとんど変化はないとしながらも、「海外動向を巡るリスクは、スウェーデンの見通しに影響を及ぼし得る。このため、金融政策を慎重に運営する重要性が際立つ」と表明した。

<ジレンマ>

世界金融危機から10年たつが、スウェーデンの政策金利は依然マイナス圏にあり、中銀は今こそ政策正常化に動くべきだと強調している。

経済は2019年は若干の減速が予想されるものの順調に拡大してきている。インフレ率は過去2年間、中銀の目標と合致している。

しかし、米中貿易戦争が世界の経済成長を減速させ、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる不透明感で、もともと芳しくない欧州経済の見通しはさらに悪化している。

FRBとECBがハト派姿勢を示し、スウェーデン中銀は同様にハト派に転じるか、それともクローナ高・インフレ低下のリスクをとるかというジレンマに陥っている。

SEBはノートで「世界の成長指標の悪化、ECBとFRBの緩和シグナルを踏まえ、われわれの来年7月の利上げ予想はますます不確実になってきている」としたうえで、「スウェーデン中銀が緩和スタンスに転換し利下げに踏み切るには、見通しがさらに悪化する必要がある」と指摘した。

*内容を追加しました。

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