May 19, 2016 / 10:43 PM / 2 years ago

マイナス金利に「タンス預金」で対抗、スイス高額札の需要増も

[チューリヒ 19日 ロイター] - スイス政府は、国内の預金者がマイナス金利政策の影響を避けるために、世界で最も高額な紙幣の一つである1000スイスフラン札(約11万円)を手元に溜め込む可能性があるとの見方を示した。

5月19日、スイス政府は、国内の預金者がマイナス金利政策の影響を避けるために、世界で最も高額な紙幣の一つである1000スイスフラン札を手元に溜め込む可能性があるとの見方を示した。2月撮影(2016年 ロイター/RUBEN SPRICH)

スイス国立銀行(SNB、中銀)はスイスフラン高を抑制するために昨年1月以降、金利を過去最低水準に設定している。中銀預金金利はマイナス0.75%で、3カ月物LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の誘導目標もマイナス0.75%前後に設定している。

1000スイスフラン札を使い続ける理由を議会から問われた政府が18日に文書で回答した。「スイスの場合、預金に対するマイナス金利を避けるために、投資家は流動資産を(現物の)紙幣で保持したいと考えるようになっている可能性がある」とした。

オルタナティブ・バンク・スイスを除くと、スイスの銀行は一般の個人顧客に対してマイナス金利を適用していない。しかし、多額の現金を預けている企業や個人、機関に対しては多くの銀行がマイナス金利を導入している。

通貨の額面をいくらにするかはSNBが決める。SNBは1000スイスフラン札の流通を止める計画はないとしている。

欧州中央銀行(ECB)は今月、高額紙幣が違法行為に使われているとの懸念が指摘されている500ユーロ札の発行を、2018年末までに停止すると発表した後だけに、スイス中銀のこの判断は一部の人を驚かせた。

スイスフランに同様の懸念はないのかとの質問に対して、政府はスイスでは高額紙幣が犯罪に使われていることを示すものはないと回答した。

*見出しを修正しました。

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