April 1, 2019 / 4:21 PM / 21 days ago

スイス中銀、マイナス金利政策の深堀り可能=シュレーゲル拡大理事

[ベルン 1日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行、SNB)拡大理事会メンバーのマーティン・シュレーゲル氏は1日、スイス中銀はすでにマイナス圏にある金利を一段と引き下げ、現在採用している超低金利政策を深堀りすることができるとの認識を示した。

スイス中銀は前月の決定会合で、主要政策金利の据え置くと同時に、インフレ率予想を引き下げて超緩和政策を維持する方針を示した。

安全通貨と見なされるスイスフランはこのところ、対ユーロで1年8カ月ぶりの高値を更新。輸出依存度が高いスイス経済にとっては自国通貨高が頭痛の種で、スイス中銀は外国為替市場への介入を行うと同時に、超低金利政策をスイスフラン相場の上昇を抑えるためにも利用してきた。

こうした中、国際通貨基金(IMF)はスイス経済に関する年次報告で、スイス中銀のインフレ、およびデフレへの対応力について「過去に比べると余地が幾分狭まっている」と指摘しながらも、「根強いインフレ低迷に対応するために、必要に応じてマイナス金利政策を深化させることは引き続き可能だ」とした。ただスイスフランの上昇抑制に向け中銀がどこまで金利を引き下げるべきかについては言及しなかった。

これに対し、シュレーゲル氏はベルンで行った記者会見で、スイス中銀には金融政策を一段と緩和させる余地があるとし、「必要に応じて、中銀はすでにマイナス圏にある金利をさらに引き下げるほか、外為市場に介入することもできる」と指摘。「この2つの手段にはまだ余地はあり、中銀のこの2つの政策の柱は現時点でも必要不可欠となっている」と述べた。

シュレーゲル氏は拡大理事会のメンバーであるため、中銀の政策決定には関与しない。

スイス中銀のメクラー理事も前月28日、スイスフラン高に対処するため緩和的な金融政策を維持する方針を示している。

スイス政府が公表したIMF報告書の概要によると、IMFは通商を巡る緊張の高まりのほか、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明感などが経済のリスクになり得ると指摘。スイスの2019年の経済成長率は1.1%と、前年の2.5%から鈍化する見方を示した。ただ20年は1.5%に回復するとの予想を示した。

スイス政府は経済成長率は19年は1.1%、20年は1.7%との見方を示している。

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