January 15, 2015 / 11:33 AM / 4 years ago

スイス中銀がフラン上限撤廃・中銀預金金利一段のマイナス:識者はこうみる

[チューリヒ 15日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)は15日、スイスフランの対ユーロの上限、1ユーロ=1.20フランを廃止すると発表した。あわせて、中銀預金金利をマイナス0.25%からマイナス0.75%に引き下げた。市場関係者の見方は以下の通り。

 1月15日、スイス国立銀行はフランの対ユーロ上限廃止を発表。中銀預金金利をマイナス0.25%からマイナス0.75%に引き下げた。市場関係者の見方は以下の通り。写真はジョルダン総裁、2014年12月撮影(2015年 ロイター/Arnd Wiegmann)

●ECBのQEに備えた措置

<ジェフリーズの外為戦略責任者、ジョナサン・ウェブ氏>

意表を突かれた。おそらく、欧州中央銀行(ECB)が来週、QE(量的緩和)に踏み切ると予想しているのだろう。ギリシャの総選挙も控えるなかで、ユーロを買い続けるのは困難と判断したのではないか。

●市場変動高めるイベント

<IGの市場アナリスト、クリス・ビューション氏>

欧州中央銀行(ECB)が何かを行う兆しというのがわたしが最初に考えたことだが、そうならば欧州株式市場がこれほどマイナスの反応を示していることは不思議だ。中銀がこれほどまで大規模に何らかの支援を突然中止するのは異例で、人々は何かさらに大きいことが進行しているのではないかと懸念している。

このようなイベントは市場の変動率を高める。1日だけで済むことではないだろう。

●規模縮小して介入継続か

<BNPパリバの金利ストラテジスト、パトリック・ジャク氏>

スイス中銀は今後、1ユーロ=1.20スイスフランの水準を防衛するためにユーロ建ての証券を買う必要はなくなる。普通であれば、ユーロ建て債券の重しになるが、スイス中銀は大幅なフラン高を回避するため、状況を引き続き監視するとも表明している。

結局のところ、1.20フランの水準は防衛しなくても、もし大幅なフラン高を防ぎたいのであれば、今後も、おそらく規模は減るだろうが、ユーロ建て債券を買わざるを得なくなる。

●適正水準上振れるリスク

<JPモルガン・リサーチ>

スイス国立銀行(SNB)が管理された方法で上限を撤廃しなかったことが最も意外感のあることで、ユーロ/スイスフランは下限が完全になくなったために、自由に変動している。欧州中央銀行(ECB)の政策との関連性をすべてなくすというのはSNBにとって最も分かりやすい選択肢だが、ユーロ/スイスフランが適正水準を下振れするという最大のリスクを伴うものだ。適正水準は1.10フランと考える。

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