[チューリヒ 16日 ロイター] - スイス政府は16日、2023年の同国の経済成長率が1.1%となり、22年の2.1%から大幅に減速するとの見通しを示した。ただ、昨年12月時点の予想の1%からは小幅に上方修正した。
経済省経済事務局(SECO)は「平均を大幅に下回ることになるが、リセッション(景気後退)に陥るほどではない」と説明。「欧州のエネルギー事情はここ数カ月で改善した。しかし、国際的にはインフレ圧力は依然として強い」とした。
24年の成長率(スポーツイベントの影響調整後)は1.5%を見込み、12月予想の1.6%からやや引き下げた。
今年、来年の予想ともに、スイスの平均的な成長率を下回っている。スイス経済は12年から新型コロナウイルス禍前の19年までの間、平均で1.8%成長している。
SECOは、今年のインフレ率は2.4%で、22年の2.8%からに低下すると予想。24年は1.5%にさらに鈍化すると見込んだ。
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