April 26, 2019 / 9:27 AM / a month ago

スイス中銀、マイナス金利政策は必要=総裁

 4月26日、スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁(写真)は、マイナス金利政策を維持するとともに、スイスフラン高抑制に向けた為替介入の用意を引き続き整えておく必要があると主張した。1月撮影(2019年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[ベルン 26日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は、マイナス金利政策を維持するとともに、スイスフラン高抑制に向けた為替介入の用意を引き続き整えておく必要があると主張した。マイナス金利を解除すべきとの主張に反論した。26日に開く中銀の年次株主総会向けの演説原稿で見解を示した。

総裁によると、世界経済はここ数カ月で鈍化したが、スイス経済は昨年下半期の停滞後、今後勢いを増す見通し。ただ、今年と来年の物価は抑制されるとみられ、一部の国の経済・政治の不透明感を踏まえると、金融・為替市場の状況も「脆弱」という。

総裁は「現在の背景を踏まえると、マイナス金利や、必要な場合に為替市場に介入する用意を整えているという我々の非伝統的な金融政策は不可欠かつ適切だ」と指摘。現在の政策は、スイス経済全体のことを考えていると述べた。

総裁は、国内金利がいずれはプラスに戻ると確信しているが「具体的にいつそうなるかは言えない」とし、物価・成長・為替レートの動向に左右されるとの見方を示した。

総裁は、マイナス金利政策について、銀行・年金基金・預金者に打撃を与えている可能性はあるが、国際的な金融危機以降の厳しい時期を乗り越える上で役立ってきたと主張。

この段階でマイナス金利を放棄すれば、スイス経済に大きな打撃が及び、スイスフランの魅力が高まり、失業が増えるほか、インフレ率がマイナスになり、資本市場の低金利にも大きな影響は及ぼせないとの見方を示した。

総裁は「(マイナス金利を解除しても)預金者、年金基金、生命保険会社、銀行にとって状況が大きく改善することはまずないだろう」と述べた。

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