[ベルン 21日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は21日、スイスフランが引き続き安全資産とみなされているとの認識を示した。政治的な不透明感や保護主義がリスクだとの見方も示した。
総裁は記者会見用の原稿で「為替市場は時に大きく変動しており、状況が引き続き脆弱であること、また不透明感が強い情勢下でスイスフランが引き続き安全資産とみなされていることが分かる」と指摘。
その上で、スイス中銀はマイナス金利を基礎とする緩和的な金融政策と、為替市場への積極的な介入姿勢を維持することが重要だとの認識を示した。