September 5, 2019 / 11:15 PM / 14 days ago

スイス中銀総裁、デジタル通貨に懸念示す 金融政策運営に影響

9月5日、米フェイスブックが導入を目指す「リブラ」など、複数の法定通貨を裏付けとしたデジタル通貨に対して各国の中央銀行当局者が懸念を示す中、スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のジョルダン総裁は、そうしたデジタル通貨がSNBの政策運営能力を阻害する可能性があるとの見方を示した。ベルンのスイス中銀で3日撮影(2019年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[チューリヒ 5日 ロイター] - 米フェイスブック(FB.O)が導入を目指す「リブラ」など、複数の法定通貨を裏付けとしたデジタル通貨に対して各国の中央銀行当局者が懸念を示す中、スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のジョルダン総裁は5日、そうしたデジタル通貨がSNBの政策運営能力を阻害する可能性があるとの見方を示した。

リブラは法定通貨に連動させることで価格変動を抑制するデジタル通貨、いわゆる「ステーブルコイン」として設計されており、運営組織の拠点をスイスのジュネーブに置く。

ジョルダン総裁は講演の準備原稿で、スイスフランのみに連動したステーブルコインであれば、銀行預金や現金と並んで「もう1つのスイスフラン建てマネー」となることから、問題は比較的少ないと指摘。「価格や賃金、ローンがスイスフラン建てで設定されている限り、SNBは金融政策を通じて預金者や借り手のインセンティブに影響を及ぼし、中期的な物価安定を図ることができる」とした。

一方、外貨にペッグされたステーブルコインがスイス国内で確立されれば、SNBの金融政策の有効性が損なわれると懸念を示した。

キャッシュレス決済などに広く利用される一部ステーブルコインの発行体は実質的に銀行の役割を担うことから、銀行と同じルールに従う必要があるとも指摘した。

その上で「ステーブルコインは規制面の課題が多く、関係当局の緊密な連携が必要になる」とし、「リブラのような国境をまたぐプロジェクトでは特に重要だ」との見方を示した。

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