[シドニー 3日 ロイター] - 豪政府は360億ドル(約4兆円)をかけて全国にブロードバンド網を整備するプロジェクトを推進中だが、オーストラリアに広く分布するオウムの一種「コカトゥー」がケーブルをかじる事例が頻発し、予想外のコスト計上を強いられている。
ネットワーク建設を担当するNBN社によると、被害の修理などですでに8万豪ドル(約700万円)のコストがかかっている。
同社のプロジェクトマネジャーは「彼らは常にくちばしを研いでいる。近くの物を何でも攻撃し、引き裂いてしまう」と訴える。
ケーブルの敷設が進み、さらに被害が明らかになれば、このコストは急増が予想されるという。政府のプロジェクトは2021年までかかる見込み。
黄色いトサカを持つコカトゥーは、フルーツから木の窓枠まで、何でも食べてしまうことで知られる。
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