October 7, 2019 / 5:03 PM / in 12 days

UPDATE 1-米軍、シリア北東部から撤収開始 トルコが攻撃用意・クルド反発

(内容を追加します。)

[ワシントン/イスタンブール 7日 ロイター] - 米軍部隊は7日、シリア北東部から撤収を開始した。米軍撤収を受け、トルコは国境を接するシリア北部に計画する「安全地帯」設置に向けて少数派民族クルド人勢力を同地域から排除する軍事作戦に動く見通し。米政府はこれまでシリア北部で過激派組織「イスラム国(IS)」と戦うクルド人勢力を支援してきており、大規模な政策転換となる。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で、米国は「ばかげた終わりなき戦いから脱する時だ」と言明。ISと戦うクルド人勢力の支援には多大なコストがかかるとし、「今後はトルコ、欧州、シリア、イラン、イラク、ロシア、クルド人勢力が問題に対処すべきだ」と述べた。

同時に、トルコが「禁じ手」に出ることがあれば、トルコ経済を「壊滅させる」ともけん制。「これまでにも強く言ってきているように、偉大で比類ない知恵を持つ私が禁じ手と見なす行動にトルコが出れば、私はトルコ経済を完全に壊滅させる(私は過去にも壊滅させた!)」と述べた。

トランプ大統領は6日、トルコのエルドアン大統領と電話会談した。ホワイトハウスの報道官はその後発表した声明で、トルコが長く計画してきた安全地帯設置に向けた軍事作戦を近く行うとした上で、米軍は関与も支援もしないと表明。域内に拘束されているすべてのIS戦闘員については、今後はトルコが責任を持つことになるとした。

エルドアン大統領は電話会談後、米軍がシリア北東部の一部から撤収を開始したと発表。11月前半にワシントンでトランプ大統領と会談し、安全地帯設置について協議する計画も明らかにした。

IS掃討作戦で米国に協力してきたクルド人民兵組織「人民防衛部隊(YPG)」を含む「シリア民主軍(SDF)」の報道官は「米国の発表は驚きで裏切り行為」と表明。「米軍は任務を果たすことなくシリア・トルコ国境地帯から撤退し、トルコはシリア北部・東部侵攻作戦の用意を整えている」とし、米軍撤収は「同地域を戦場に陥れる」と批判した。

トルコ政府高官によると、米軍は1週間程度で撤収する見通しで、トルコはその後、同地域での軍事戦略を開始する公算が大きいという。

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