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来週のドル/円は上値重い、地政学リスクに警戒感
2017年4月7日 / 07:18 / 8ヶ月後

来週のドル/円は上値重い、地政学リスクに警戒感

[東京 7日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は上値の重さが意識される。7日は米軍がシリアにミサイル攻撃したことで地政学リスクが高まった。北朝鮮のミサイル発射や核開発問題などもくすぶっており、リスク回避ムードが強まりやすそうだ。節目の110円を割り込む可能性もある。

 4月7日、来週の外為市場で、ドル/円は上値の重さが意識される。米軍がシリアにミサイル攻撃したことで地政学リスクが高まった。写真は都内で2011年8月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao)

予想レンジはドル/円が109.00―112.00円、ユーロ/ドルが1.0500―1.0750ドル。

主なイベント・経済指標の発表としては、10日に日本2月国際収支、11日に北朝鮮最高人民会議、ドイツ4月ZEW景況感指数、中国3月消費者物価、同生産者物価、13日に中国3月貿易収支、14日に米3月消費者物価指数、同小売売上高などがある。

<ドル110円割れなら下値模索>

7日は朝方から110円後半で底堅く推移していたが、午前10時過ぎに米軍がシリア軍基地にミサイル攻撃したと伝わると、リスク回避の円買いが強まった。110円前半で下げ止まったものの、その後、積極的にドルを買い上げていくムードは見られない。

心理的節目の110円ちょうどはドル買い興味が観測され、目先のサポートとして意識されているが、シリアや北朝鮮を巡って緊張感が高まれば、同水準を割り込んで下値を模索する展開もあり得る。

110円を割り込んだ場合、トランプラリーの半値戻しとなる109.90円付近を維持できるかが焦点になる。IG証券のシニアFXストラテジスト、石川順一氏は「これを割り込めば、108円台に下値めどが移ってくる」と指摘している。

<米中首脳会談、北朝鮮の扱いに関心>

6、7日の日程で米中首脳会談が行われている。当初、市場の関心は通商問題や為替政策の動向に集まっていたが、「トランプ氏もシリア攻撃で忙しい。中国に踏み込んだ話はできず、具体的な議論は先送りされる可能性がある」(外為アナリスト)との見方が出てきた。

目下、北朝鮮の扱いが注目されている。トランプ大統領は、北朝鮮の核開発問題について中国が取り組みを強化しなければ米国単独で行動する用意があるとの認識を示している。

きょうは3月の米雇用統計が発表される。ロイターがまとめた市場予想では非農業部門雇用者数は18万人の増加、失業率は4.7%。ADP全米雇用報告や新規失業保険申請件数が良好な結果となっており、予想の上振れは市場にある程度織り込まれた可能性がある。

為替マーケットチーム

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