July 3, 2012 / 7:13 AM / in 6 years

ルネサスが8工場の売却など検討、10月末で5000人超人員削減

[東京 3日 ロイター] 経営不振に陥っている半導体大手ルネサスエレクトロニクス(6723.T)は3日、国内工場の再編や人員削減を柱としたリストラ策を発表した。NEC(6701.T)、日立製作所(6501.T)、三菱電機(6503.T)を設立母体とする同社が、当初から各地に分散している工場の整理・統合に踏み切る。

7月3日、経営不振に陥っている半導体大手ルネサスエレクトロニクスは、国内工場の再編や人員削減を柱としたリストラ策を発表した(2012年 ロイター/Yuriko Nakao)

国内工場18拠点のうち8拠点で売却や閉鎖を検討する。また、10月末の早期退職制度で5000人超の人員を削減する。

記者会見した赤尾泰社長は、8拠点の売却・閉鎖など拠点再編について「全体を3年以内にやり遂げる」と述べた。半導体回路をウエハー上に形成する「前工程」では、すでに津軽工場(青森県五所川原市)は7月1日付で富士電機(6504.T)への譲渡が完了。残る9拠点のうち、システムLSIの主要拠点の鶴岡工場(山形県鶴岡市)とマイコン製造の山口工場(山口県宇部市)の2拠点について、売却もしくは、他拠点への集約などによる閉鎖を検討する。

一方、前工程のうち、自動車用マイコン製造の那珂工場(茨城県ひたちなか市)など5工場は運営を継続することにした。また、高崎工場(群馬県高崎市)の6インチ、滋賀工場(滋賀県大津市)の6インチ、高知工場(高知県香南市)の6インチのそれぞれのラインは生産能力を縮小して適正規模で運営を継続することとした。

組み立てや検査など半導体製品に加工する「後工程」の9拠点のうち、函館工場(北海道七飯町)、青森工場(青森県鶴田町)、福井工場(福井県坂井市)、柳井工場(山口県柳井市)、山口工場、熊本錦工場(熊本県琢磨郡)の6拠点について、売却や集約を検討する。

残る後工程工場では、米沢工場(山形県米沢市)の運営の継続を決めた。このほか、大分工場(大分県中津市)と熊本大津工場(熊本県菊池郡)の2拠点については、運営を継続するものの「将来の譲渡も検討する」とした。

国内連結子会社社員を対象に、5000数百人規模の早期退職を10月31日付で募集する。募集期間は9月18日から26日。早期退職の実施による費用削減効果は来年度以降、年間で430億円を見込む。

NEC、日立、三菱電機の親会社3社と金融機関の資金支援については「今回の早期退職をやるのに(退職金など)必要な資金が出てくる。これはお願いしているが、受けてもらえる方向になっている」と述べた。3年以内の拠点再編に伴う人員削減数については「今回の早期退職と同じような規模が加わるのではないか」と語った。

(ロイターニュース 村井令二;編集 山川薫)

*内容を追加して再送します。

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