October 12, 2012 / 4:42 AM / 7 years ago

訂正:ソフトバンクの米社買収、メガ3行が1.8兆円の協調融資検討=関係筋

[東京/ニューヨーク 12日 ロイター] ソフトバンク(9984.T)は12日、米携帯電話3位のスプリント・ネクステル(S.N)への出資について協議中であることを正式に認めた。日本の3大銀行はソフトバンクに対し、買収資金として1兆8000億円規模の協調融資を行う方向で検討に入った。

10月12日、米スプリント・ネクステルの買収協議に入っているソフトバンクに対し、みずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行が総額1兆8000億円規模の協調融資を取りまとめる検討に入ったことが明らかに。写真はソフトバンクの孫社長。昨年6月撮影(2012年 ロイター/Truth Leem)

スマートフォン(多機能携帯電話)の普及が世界的に進む中、ソフトバンクは主要市場の米国で同業を買収し、顧客基盤と高速通信インフラを一気に手に入れる。

スプリントの契約数は6月末時点で5600万件超。買収が実現すればソフトバンクのグループ契約数は9000万件(訂正)に膨らみ、米2位のベライゾン・ワイヤレスにほぼ並ぶ。スプリントは高速無線通信を手掛ける米クリアワイヤーCLWR.Oの株式48%を保有。さらに米5位のメトロPCSコミュニケーションズPCS.Nに対し買収案の提示を検討しており、ソフトバンクはスプリントを通じてメトロの買収も視野に入ることになる。

ソフトバンクはスプリントへの出資について、「協議をしていることは事実」とする一方、「現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表。スプリントも現地時間11日、ソフトバンクによる大規模買収の可能性について交渉していることを認めた。実現すれば経営権の取得もあり得るとしたが、合意が得られるまでコメントは差し控えるとした。

両社とも詳細は明らかにしてないが、事情に詳しい関係筋によると、ソフトバンクはスプリント株7割を取得する計画で、新株の引き受けと、株式公開買い付けを組み合わせることを検討している。

また、複数の関係筋によると、みずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の3行は、ソフトバンクに対し、買収資金として総額1兆8000億円規模の協調融資(シンジケートローン)を取りまとめる検討に入った。協調融資の取りまとめは、主力取引銀行のみずほコーポレート銀行が担当。すでに、ソフトバンクは三菱UFJと三井住友も融資を打診しており、3行は検討に入っている。3行が連携することで、巨額買収資金を手当てする考えだ。早ければ、来週中にも融資実行を確実にさせるコミットメント・レターを出す。

約1兆8000億円は当面は、買収のためのつなぎ資金として出し、その後、期間の長い融資に切り替える。その際には、国際協力銀行に設けられた円高対応緊急ファシリティを利用することも視野に入れている。

日本企業による海外企業の買収案件としては、2007年にJT(2914.T)が約2.2兆円を投じたガラハーの買収が過去最大だが、仮にソフトバンクによるスプリントとメトロの買収が成立した場合は、これに匹敵する大型買収になる可能性もある。

米第5位のメトロの契約数は約930万件。ドイツテレコム(DTEGn.DE)の携帯電話部門、TモバイルUSAとの経営統合協議を進めているが、スプリントが対抗買収を提示することを検討している。

*本文3段落目のソフトバンクのグループ契約数を「9000件」から「9000万件」に訂正します。

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