November 7, 2012 / 1:57 AM / 6 years ago

日銀と政策協定結びインフレターゲット設定へ=安倍自民党総裁

[東京 7日 ロイター] 自民党の安倍晋三総裁は7日午前、都内で講演し、政権奪還後の経済政策について、デフレ脱却のために政策を総動員する必要があるとし、あらためて日銀に強力な金融緩和を求めていく考えを示した。政府・日銀間で政策協定(アコード)を結び、インフレターゲットを導入する考えを示し、政策目標を達成できなければ、日銀および日銀総裁には責任を求める考えも表明。インフレターゲット設定などができなければ、日銀法改正も視野に入れる考えを示した。

11月7日、自民党の安倍晋三総裁は、政権奪還後の経済政策について、日銀とアコードを結び、インフレターゲットを設定する方針を示した。9月撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

安倍氏のこれまでの持論を展開した形だが、政権奪還後の対応策として明言したのは初めて。日銀法改正も視野に、より一層強力な金融緩和を求めていく考えを繰り返した。

<物価目標3%達成まで無制限に金融緩和を>

10月30日の日銀の追加緩和策について安倍氏は「市場はほとんど反応していない。織り込み済みだった」とし、日銀が2月に導入した「中長期的な物価安定のメド」についても「目標」と明言せず「目途(メド)」としたことに触れ「目途は天気予報みたいなもの。責任も説明責任も伴わない」と批判した。

そのうえで政権奪還後の金融政策に関して「日銀と政策アコードを結び、インフレターゲットを設けたい。これは目途ではなくターゲットだ。日銀総裁および日銀にはコミットしてもらい、達成できなければ責任をとってもらう。達成できなければ説明責任を果たしてもらうことだ」と、強い姿勢で臨む考えを強調。「達成できなければ日銀法改正し、現行の日銀法にある日銀の使命に、雇用の最大化など実体経済に対する責任ももってもらう」と提案した。

物価目標については「私は3%がいいと思う」と持論を展開しながらも、専門家の協議を待つ考えも表明。手段は日銀が決めていくことだとしながらも、「あくまでも3%達成するまでは基本的に無制限に金融緩和をしていただく必要がある」と語った。

現下の最大の問題はデフレだとし、デフレ脱却のために政策を総動員する必要があると指摘。強力な金融政策や財政政策を求めたほか、成長を促す成長戦略を打ち出し実行することを約束するとした。また、同時に円高を是正する必要があるとしたが、具体策はなかった。

<特例公債法の審議入り・成立をブロックする考えはない>

2012年度予算の執行に不可欠な特例公債法案については「人質にする考えはない」と強調。「審議入りをブロックしたり、成立をブロックする考えはない。もちろん賛否は議論がスタートしてからだ」と述べ、成立を容認する考えを示した。

空転が続く国会情勢では自民党が「一方的な譲歩をして今日に至っている」と述べ、野田佳彦首相が求める党首討論は拒否しないものの、予算委員会の開催を回避する与党の国会対応を批判した。  内閣改造を行って予算委員会を開かない事例はないと指摘。「党首討論をやるのはいいが、首相にしか質問できず問題を全て明らかにすることができない。予算委とは決定的に違う」と述べ、「これでお茶を濁そうとしているのは由々しきこと」と批判した。

政権与党として無責任だとも語り、「予算委員会をやれば立ち往生する閣僚が何人か出てくるのは間違いない。予算委をやらずに逃げ切ろうということかもしれない。やらずに、衆院を解散して逃げようとしている状況だ」と繰り返した。

(ロイターニュース 吉川 裕子  編集 宮崎大)

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