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出光が今年夏にベトナムのニソン製油所建設着工、総投資額90億ドル

[東京 15日 ロイター] 出光興産5019.Tは15日、三井化学4183.T、クウェート国際石油(KPI)、ペトロベトナム(PVN)とともに検討してきたベトナムのニソン製油所・石油化学コンプレックスの建設について、建設コンソーシアムに発注内示書を発行したと発表した。

今年夏に着工し、2017年4─6月期に商業運転を開始する予定。総投資額は90億ドル(約7988億円)で、このうち50億ドルをプロジェクトファイナンスで調達する。出光が海外に製油所を建設するのは初めてで、急増するベトナム国内の石油製品の需要に対応するのが狙い。

建設コンソーシアムは日揮1963.T、千代田化工建設6366.T、韓国のSK建設、GS建設、仏/マレーシアのテニクップグループで構成。1月中に民間銀行や公的金融機関と協調融資の組成手続きを開始し、建設契約を締結した後、4─6月期には融資組成を完了し、建設工事を開始する計画。16年7─9月期に完工・試運転開始を目指す。

製油所の精製能力は日量20万バレルで、石化製品ではパラキシレンを年間70万トン生産するほか、ベンゼンなどを生産する予定。

出光、三井化学、KPI、PVNの4社は、2008年に「ニソンリファイナリー・ペトロケミカルリミテッド」を設立し、ベトナムでの製油所建設に向けた基本設計や精製事業スキームについて検討してきた。出資比率は出光とKPIが各35.1%、PVNが25.1%、三井化学が4.7%。08年時点では13年末の商業運転開始を目指していたが、「ファイナンスや建設コストなどに関してPVNやKPIとの細部の調整に時間がかかった」(出光広報担当者)ため、建設が遅れたという。

今回の事業総額については、プロジェクトファイナンス調達分を除いた40億ドルを出資比率に応じて負担する仕組みで、出光の負担額(出資金と貸付)は約14億ドル。これには「手元資金を充当する予定」(同広報担当者)。

(換算レートは1ドル=88.75円)

(ロイターニュース 大林優香;編集 内田慎一)

*情報をさらに追加して再送します。

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