February 5, 2013 / 1:46 PM / 7 years ago

政府圧力を否定、白川日銀総裁が辞任表明

2月5日、日銀の白川方明総裁は記者団に対し、任期満了を待たず3月19日に辞任することについて「総裁、2人の副総裁との新体制が同時にスタートできるよう」にするためと語った。都内で同日撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] 日銀の白川方明総裁は5日夜、記者団に対し、任期満了を待たず3月19日に辞任することについて、新たな正副総裁が同時に就任し、新体制が金融政策をしっかり議論できるようにすることが目的との見解を示した。

政府圧力との見方をきっぱりと否定するとともに、物価目標導入など新たな金融政策運営について内外の説明を終えたことで、進退を表明する環境が整ったと説明した。

白川総裁は5日、官邸で安倍晋三首相に3月19日で辞任する意向を伝えた。このタイミングで辞任を表明した理由について、1月22日の金融政策決定会合で、消費者物価の前年比上昇率で2%という目標と、資産買入基金による無期限の資産買い入れという「金融緩和の思い切った前進」を決め、国内外に対して説明を済ませたことで、「進退について話をする環境が整ったと判断した」と語った。

「大胆な金融政策」を掲げる安倍政権の圧力への抗議との見方が一部であることに対しては、明確に否定。「私自身の判断」と強調し、同総裁よりも先に2人の副総裁が任期を迎えることから、それに合わせて前倒しで辞任することによって「新しい体制の下で、金融政策をしっかり議論していく、あるいは日本銀行の政策を考えていくには、同時スタートがもっとも自然だ」と新体制へ円滑に移行することが目的と繰り返した。その上で「3月19日まで総裁としての職責をしっかり果たす、これは就任以来、まったく変わってない」と強調した。

白川総裁の辞任が前倒しとなることで、新たな正副総裁の人選と国会の承認が順調に行われれば、3月20日にも新体制が発足する見通し。白川総裁は、新体制の金融政策運営について「物価の安定と金融システムの安定を通じて経済の発展に貢献していく(金融政策の)使命は、法律にはっきり書かれている。これはどういう体制でも最も大事な仕事だ」と語った。

(ロイターニュース 伊藤純夫;編集 久保信博)

*内容を追加して再送します。

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