May 7, 2013 / 6:33 AM / 5 years ago

ソフトバンク社長が米国出張、スプリントの主要株主と面会へ

[東京 7日 ロイター] ソフトバンク(9984.T)の孫正義社長は7日、東京都内で記者団に対し、今晩から米国に出張し、買収を目指している米携帯電話会社スプリント・ネクステル(S.N)の主要株主と面会することを明らかにした。

5月7日、ソフトバンクの孫社長は、今晩から米国出張し、買収を目指している米携帯電話会社スプリント・ネクステルの主要株主と面会することを明らかに。写真は4月撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)

ソフトバンクの買収計画が、米衛星放送サービス会社ディッシュ・ネットワーク(DISH.O)の対抗提案を上回ると訴える予定で、6月12日に仮設定されたスプリントの臨時株主総会に向けて支持を集めていく考えという。

孫社長は、先月30日にディッシュの案に反論して以来、スプリントの主要な株主にテレビ会議などを通じて説明を始めているという。これまでの手ごたえとしては「われわれの反論内容にだいぶ理解が深まってきている」と語った。

米国訪問では機関投資家を中心に会合を持つ予定で「もう一歩踏み込んでシナジー(統合効果)の説明を行っていきたい」とした。一方で「ヘッジファンドもいくつかとミーティングしたい。目先の現金に関心があるようなので、それはそれでよく話を聞いて情報交換したい」との意向も示した。

また、米国では、スプリントのダン・ヘッセ最高経営責任者(CEO)とも会う予定。ヘッセCEOとは月に1度は訪米して会談しており、今回もその一環という。6月のスプリントの臨時株主総会で、株主の支持が得られるかどうかについて、孫社長は「われわれとしては自信があるが、一歩一歩進める」と語った。

<TD―LTEの活用がスプリント再生のカギ>

また、孫社長は記者団に対し、スプリントとの統合効果として、すでにソフトバンクがTD―LTEの商用サービスを始めている点を強調した。スプリントが米国で唯一TD―LTE方式を採用している米クリアワイヤCLWR.Oの完全子会社化を目指していることを踏まえて「今後のスプリント再生は、クリアワイヤのTD―LTEをいかに最大限活用するかがカギになる」との見方を示した。

世界的に整備が始まるLTEサービスは、ベライゾン・ワイヤレスやAT&Tモビリティが採用するなどFD―LTE方式が主流で、スプリントも昨年からFD方式でLTEを開始した。ソフトバンクは、iPhone(アイフォーン)用のLTEにはFD方式を採用しているが、アンドロイドOSのスマホにはTD―LTEに互換する通信サービスに対応させている。

孫社長は、スプリントもソフトバンクのようにFD方式とTD方式の両方を採用すれば「両社のスマートフォンの相互供給で、たくさんのTD―LTE端末を用意できる。これは他社と決定的に差が出てくる」と強調。その上で「ソフトバンクはTD―LTEの経験があるが、ディッシュにはそうしたノウハウがまったくない」と述べて、ソフトバンクがスプリントを買収する効果の大きさを訴えた。

同日、東京都内で開いた新商品披露会では、今年の夏モデルとして、TD―LTEに互換するアンドロイドOS搭載のスマホの新商品を6月中旬から8月にかけて発売すると発表した。孫社長は「TD―LTEの端末を続々と増やしている。世界で唯一商用サービスをして端末まで提供できているのは大きな差になる」と指摘した。

(ロイターニュース 村井令二;編集 田中志保)

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