[東京 13日 ロイター] - ホンダ7267.Tは13日、変速機のドライブシャフトに不具合があるとして、軽自動車「N BOX」など5車種について国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象は2011年12月から13年5月に製造された38万4614台。これまで販売した軽自動車「N」シリーズのほぼ全量にあたる。
変速機の油圧制御プログラムが不適切なため、変速ギアをチェンジした直後にアクセルを強く踏み込むとドライブシャフトに高い負荷が加わることがある。それを繰り返すとシャフトが破損し、走行不能となるおそれがある。
リコール対象となるのは「N BOX」「N BOXカスタム」「N BOXプラス」「N BOXプラスカスタム」「N ONE」の5車種。3件の不具合の報告があったが、いずれも事故はない。
ホンダの「N BOX」は2012年度に最も売れた軽自動車。11年12月に発売後、12年7月に派生車の「N BOXプラス」などを投入し販売車種を拡大してきた。室内空間の広さやスライドドアなど機能面で人気を集めている。
(杉山健太郎 ;編集 吉瀬邦彦)
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