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G20は成長底上げで2%の数値目標、日銀総裁「より高い成長で貢献」
2014年2月23日 / 05:47 / 4年前

G20は成長底上げで2%の数値目標、日銀総裁「より高い成長で貢献」

[シドニー/東京 23日 ロイター] - 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、「5年間で国内総生産(GDP)を2%以上底上げする」との成長率目標で一致した。具体的な目標設定に踏み込むのは今回が初めて。

2月23日、G20財務相・中央銀行総裁会議では、「5年間でGDPを2%以上底上げする」との成長率目標で一致した。具体的な目標設定に踏み込むのは今回が初めて。写真は日銀の黒田総裁。都内で18日撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

会議終了後に記者会見した日銀の黒田東彦総裁は「日本としては成長戦略などを通じ、より高い成長を目指すことで世界経済に貢献することが大事」と語った。

オーストラリアのシドニーで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議は23日、共同声明を採択して閉幕した。

声明は、世界経済の経済成長に関し、「いまの政策で予想される国内総生産(GDP)を2%以上押し上げる大胆で現実的な政策を策定する」と明記。オーストラリアのホッキー財務相は、こうした目標で一致したことについて「前例がない」と強調した。

これに関連し、会議終了後に記者会見した日銀の黒田総裁は「日本としては成長戦略などを通じ、より高い成長を目指すことで世界経済に貢献することが大事」と述べた。総裁は、「日本経済が長期にわたるデフレから脱却することは日本経済に好影響をもたらすだけでなく、世界経済全体にも好影響をもたらす」と指摘した。

また、黒田総裁は会見の中で「アベノミクスの『第3の矢』として成長戦略を強力に推進していると説明した」と強調。電力自由化や減反廃止などの規制緩和を例に挙げ、「今後、本格化するG20の成長戦略の策定に弾みを付けられたのでは。この点についてはこれまでの国際会議などの場でも説明してきたが、今回のG20でも十分に理解されているという印象をもった」と話した。

日銀の金融政策に関しては「私からは特段の発言はしなかった」と述べた。

先の世界的な株安の引き金となった新興国の動向については「一部の新興国でやや成長率がダウンしたところもあるが、依然として新興国全体の成長率は先進国より高い。新興国全体の成長が、すう勢的に下がるということはないと思う」との認識を示した。

また、総裁は、ユーロ圏のデフレリスクへの認識を問われ「インフレ率そのものが下がっていることは事実だが、ユーロ圏の経済は底を打ち、持ち直している。一般的にユーロ圏がデフレに陥る可能性があるとはみられていない」と指摘。その上で「(ECBの持っている)物価安定目標に向けて徐々に近づいていくことを期待している」と語った。

(木原麗花、山口貴也)

*内容をさらに追加して再送します。

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