November 7, 2013 / 7:47 AM / in 6 years

家計の株式投資、リーマン前水準に回復=調査

[東京 7日 ロイター] - 民間団体や政府、日銀などで組織している金融広報中央委員会が7日に発表した2013年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、昨年末以降の株価上昇を背景に、家計の金融資産に占める株式と投資信託の保有比率が、2008年9月のリーマンショック前の水準に回復している。リスク性資産への投資意欲の高まりもうかがえる。

11月7日、金融広報中央委員会が発表した2013年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、昨年末以降の株価上昇を背景に家計の株式や投資信託の保有が増加している。東京証券取引所で5月撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)

一方、金融資産を保有していない世帯の割合が調査開始以来で最大となっており、1世帯あたりの金融資産保有額は横ばいにとどまった。

調査は全国8000の2人以上の世帯を対象に、今年6─7月にかけて実施。回収率は48.7%(3897世帯)だった。

家計の金融資産の保有額は平均で1101万円。商品別の構成比では預貯金が55.0%と引き続きもっとも高い割合を占めたが、前年の56.9%から低下した。半面、株式や投資信託など有価証券の比率が16.9%と同13.2%から上昇。株式が8.3%、投信が5.6%とそれぞれ前年よりも比率を高めた。それぞれ08年、07年以来の高水準で、リーマンショック前の水準に回復した。

理由は「株式、債券価格の上昇により、これらの評価額が増加したから」との回答が18.6%と過去最高に上昇。「配当や金利収入があったから」との回答も11.6%と01年以来の高水準となった。

昨年末来の株高・円安に伴う評価額の上昇が家計の金融資産増加の主因だが、預貯金からリスク資産などにシフトさせた世帯も5.6%あった。特に有価証券を保有している世帯では11.2%と高く、リスク性資産への投資をより積極化させている。

金融資産を保有する目的では、元本割れを起こす可能性があるものの、収益性が高い商品を保有しようと思っているとの回答が15.8%で、08年の17.1%以来の高水準となった。家計のリスク性資産への投資意欲もリーマンショック前の水準に高まりつつある。

一方、調査によると金融資産を保有していない世帯の比率が31.0%と過去最高に達した。このため、金融資産を保有している世帯の金額が平均で1645万円と、前年の1539万円から100万円以上増加したのに対し、非保有を含めた全世帯ベースの保有は1101万円(前年1108万円)とほぼ横ばいにとどまった。

金融資産をめぐって保有世帯と非保有世帯の二極化が、この1年間で進んだといえそうだ。

今回の調査では、世帯主が20歳以上の全国2500の単身世帯に対しても、インターネットを活用して実施した。

(伊藤純夫 編集:田巻一彦)

*情報を追加します。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below