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米経済は寒波影響し一部地区で低下、大半は拡大継続=地区連銀報告
2014年3月5日 / 19:58 / 4年後

米経済は寒波影響し一部地区で低下、大半は拡大継続=地区連銀報告

[ワシントン 5日 ロイター] -米連邦準備理事会(FRB)は5日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、米国の大部分の地域を襲った寒波の影響で一部地区の経済成長が鈍化、もしくは縮小したとの認識を示した。

3月5日、米FRBは地区連銀経済報告で、8地区について経済が「控えめから緩やかに」成長したとの認識を示した。写真はニューヨークの採用会場で4日撮影(2014年 ロイター/Shannon Stapleton)

ベージュブックによると、1月から2月にかけて、12地区中ニューヨークとフィラデルフィアの2地区では「例年にない厳しい天候」が主因となり、経済活動が幾分低下した。さらに、シカゴでは成長が鈍化、カンザスシティーは安定的だったと指摘した。

他の8地区については、経済が「控えめから緩やかに(modest to moderate)」成長したとの認識を示した。ただ、9地区で「緩やかな(moderate)」経済成長を確認したとする前回の報告(1月15日発表)に比べると、景気判断は下方修正された。

同時に、一部地区で不動産市場が上向き、旅行・観光業が引き続き堅調となる中、先行きの見通しに関しては「大半の地区で引き続き楽観的」と指摘した。

今回のベージュブックでは、「天候」という言葉が119回、「雪」もしくはその派生語が24回使われた。

ただ、エコノミストの間からは、今回のベージュブックからは、天候がどの程度、最近の経済指標に悪影響をもたらしているかは明確にはならなかったとの声が聞かれた。

今回の報告はアトランタ地区連銀が2月24日までの情報を基に作成した。

小売売上高は悪天候が要因となり、大半の地区で伸びが鈍化した。ただ、リッチモンド、シカゴ、ミネアポリスの3地区では、冬物商品の需要が高まるというプラスの効果も見られた。

また、大雪によって一部地域のスキー場が恩恵を受ける半面、ニューヨークなど一部地域のホテル業界が打撃を受けるなどの悪影響が出た。

製造業の生産・販売は、ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、クリーブランド、リッチモンド、アトランタ、シカゴ、セントルイス、ダラスで、悪天候による停電やサプライチェーン(供給網)・生産計画の混乱といった影響が見られた。

雇用水準は大半の地区で緩やかに改善した。ただ、ボストン、リッチモンド、シカゴでは、悪天候が雇用の伸びを圧迫したことも分かった。

物価上昇圧力は引き続き抑制されていた。ただ、エネルギー・建材には上昇圧力が見られた。

*情報を追加しました。

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