June 12, 2018 / 4:42 AM / 4 months ago

UPDATE 1-台湾で事実上の米大使館新庁舎が完成、中国反発も

(内容を追加しました)

[台北 12日 ロイター] - 台湾にある米代表機関、米国在台協会(AIT)台北事務所の新庁舎が12日公表され、落成式が行われた。米国と台湾は外交関係がないため、AITが事実上、大使館の役割を担う。新庁舎完成により、「1つの中国」の原則を掲げる中国の反発を招く可能性がある。

米国は1979年に台湾と断交したが、台湾にとってはいまも最大の同盟国であり、唯一の武器供給元。

台湾の蔡英文総統は新庁舎について「不可欠な関係」に向けた米台のコミットメントを再確認するものだと発言。「台湾と米国の友好はこれまでで最も期待できるものになっている」と述べ、双方が団結する限り、関係を邪魔できるものは何もないと主張した。

米国からはロイス米国務次官補(教育・文化担当)が出席。新庁舎は米台関係の強さと活力を象徴するものだとし、「ここに到達するまでには多くの試練があったが、民主主義へのコミットメントを共有することで克服できるとの認識から、あらゆる局面で困難を乗り越えてきた」と話した。ロイス氏は、2015年以降台湾を訪れた国務省高官として最高位となる。

落成式には台湾の高官や、ファウンドリー(半導体受託製造)世界最大手である台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀(モリス・チャン)元会長ら実業家も出席した。

台北の内湖区にある庁舎の面積は6.5ヘクタールで、敷地には中華庭園が設けられている。台北事務所には500人近くの米国人や現地職員が勤務しているほか、南部の高雄市の事務所には30人以上の職員がいるという。

中国の環球時報は12日、中国は台湾と米国による挑発行為に対し警告する必要があると伝えた。

同紙はAITの新庁舎落成について論説で、「本土は、台湾当局に対する抑止力を引き続き高め、米国は台湾の救済者になれないことを認識させる必要がある」と主張した。

2016年の蔡英文政権発足以降、中国は台湾に対する敵対姿勢を強めている。中国は蔡氏が中国からの正式な独立を目指していると警戒しており、台湾周辺で軍事演習を行うなど、軍事的圧力を強めている。

一方台湾は、防衛力を強化するため、より高度な軍装備品を輸入できるよう米国に働きかけている。

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