[台北 22日 ロイター] - 台湾経済部が22日発表した4月の輸出受注は前年同月比18.1%減の424億9000万ドルと、8カ月連続で減少した。
ハイテク製品の需要低迷や世界経済の減速が背景。経済部は先行きに引き続き慎重な見方を示している。
ロイターがまとめた市場予想の13.9%減以上の落ち込みとなった。3月は25.7%減と、過去14年近くで最大の落ち込みを記録していた。
経済部は、根強いインフレ、利上げ、ウクライナ戦争が今後も経済成長を阻害する可能性があると改めて指摘。上半期は受注の減少が続くと述べた。
通信機器の受注は前年比0.9%減。エレクトロニクス製品の受注は21.9%減。
経済部は5月の輸出受注を前年比23.3─26.9%減と予想した。
4月の中国からの受注は前年比24.2%減、3月は33.8%減だった。
米国からの受注は前年比15.2%減。3月は20.7%減だった。
欧州からの受注は26.6%減。3月は33.8%減だった。
日本からの受注は前年比2.3%増。
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