May 14, 2018 / 10:00 AM / 4 months ago

武田薬、19年3月期は減収減益見通し 特許切れや事業売却が影響

[東京 14日 ロイター] - 武田薬品工業 (4502.T)は14日、2019年3月期(国際会計基準)は減収減益になるとの予想を発表した。事業売却や米国での多発性骨髄腫治療薬「ベルケイド」の特許切れにより、売上高が減少する。

 5月14日、武田薬品工業は、2019年3月期(国際会計基準)は減収減益になるとの予想を発表した。写真はロゴ、都内で9日撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

連結売上収益は前年比1.9%減の1兆7370億円、営業利益は前年比16.9%減の2010億円になるとの見通し。同社は8日にアイルランド製薬大手シャイアー(SHP.L)の買収で基本合意に達したが、買収提案関連の影響は、業績予想に含んでいない。

トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト11人の営業利益予測の平均値は2162億円となっている。

18年3月期に1373億円を売り上げた「ベルケイド」は、19年3月期に半減を予想している。ただ、多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロ」や潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「エンティビオ」など主力製品の伸長によりベルケイドの落ち込みをカバーし、実質的な売上収益は増加する。

クリストフ・ウェバー社長・CEO(最高経営責任者)は会見で「マージンは改善を続ける。ベルケイドが後発薬の侵食を受けるにもかかわらず、成長できる」と述べ、19年3月期も成長モメンタムは維持できているとした。

前提為替レートは、1ドル=108円(前期は111円)、1ユーロ=133円(同129円)など。研究開発費は3110億円(同3254億円)を計画している。

年間配当は180円を維持する。これについては「いかなる事業活動の可能性にかかわらず」として、強いコミットメントを示した。

2018年3月期の連結売上収益は前年比2.2%増の1兆7705億円、営業利益は同55.1%増の2417億円となった。主力薬の伸長と為替円安による439億円の押し上げ効果などから、増収となった。利益面では、増収による利益増に加え、和光純薬工業の株式売却益や固定資産売却益を計上している。

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清水律子

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