[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場では20日、武田薬品工業(4502.T)が続落し、前日比で一時200円超安に。同社は19日、アイルランドの製薬会社シャイアーSHP.Lに提示した630億ドル規模の買収案が拒否されたものの、買収を巡る協議は継続していることを明らかにした。
武田薬の提示額(1株当たり46.50ポンド)は、現金17.75ポンド(支払いはドル建て)と、28.75ポンド分の武田薬の新株で構成される。
先月に買収検討が報じられた時点と比べ、買収規模は6.5兆円超とより巨額になった。財務面での負担や、新株発行による1株利益の希薄化を懸念した売りが優勢となっている。