[東京 12日 ロイター] - 田村憲久厚生労働相は12日午後の衆院予算委員会で、2020年の実質賃金下落などを受けて今後数年、年金の減額が続く可能性の有無を問われ、「物価の変動率や賃金はなかなか予想できず、答えられない」と述べた。宮本徹委員(共産)への答弁。
宮本氏は年金制度について、2021年度から現役世代の賃金水準の低下に合わせて年金支給額を抑える新ルールが適用されたことを問題視。2020年の実質賃金が前年比マイナスとなったことから、今後年金が4年連続で減額となる可能性もあるのではないかと質問した。
竹本能文
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