[17日 ロイター] - 米小売大手ターゲットが17日発表した第2・四半期決算は、予想を超える90%の減益となったほか、既存店売上高の伸びも予想に届かなかった。衣料品や家庭用品などの大幅値下げを行ったものの、インフレが高進する中で消費者を引きつけることはできなかった。
決算発表を受け、序盤の取引でターゲット株は約4.5%安の1712ドル。
第2・四半期の営業利益率は1.2%と、前年同期の9.8%から急落。在庫解消に関連するコストが重しになった。
既存店売上高の伸び率は2.6%。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の3.3%を下回った。
利益は1億8300万ドル(1株当たり0.39ドル)。1株当たり利益は予想の0.72ドルに届かなかった。
大幅な値引きにもかかわらず、第2・四半期末の在庫は153億ドルと、1.6%増加した。
米小売大手ウォルマートが前日発表した四半期決算は好調。ウォルマートが食料品などを多く扱っているのに対し、ターゲットは裁量消費への依存が高いため苦戦する傾向がある。
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