(見出しの「インドから」を「ロシアから」に訂正します)
[ニューデリー 20日 ロイター] - インドの鉄鋼大手タタ・スチールは5月後半にロシアから約7万5000トンの石炭を輸入した。業界と政府の関係者が明らかにした。
タタ・スチールは4月、ロシアへの依存解消に向けインド、英国、オランダにある全ての製造拠点でロシアに代わる原料調達先を確保したと表明。ロシアとの取引停止を明らかにした。
しかし5月にはPCI炭約7万5000トンロシアのワニノ港から出荷。このうち4万2000トンは5月18日にインドのパラディプ港、3万2500トンはハルディアで降ろされた。匿名の業界関係者2人が語った。
タタ・スチールの広報担当者は、ロシアからの石炭輸入は4月の発表前に契約したものと述べたが、詳細は明らかにしなかった。ロイターへのメールで、ロシアのとの取引停止の発表後はPCI炭の購入はないと明らかにした。
インドは長きにわたる政治時つながりからロシアのウクライナ侵攻について批判を控えている。
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