[ワシントン 9日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)のリナ・カーン委員長は、FTCが2020年に提訴したメタ傘下のフェイスブックについて、和解の可能性を排除しないがハードルは高いとの認識を示した。
7日のインタビューで述べた。明らかに違法な合併が目立つとも批判。問題のある合併を資産売却する形で是正することや、企業が特定ポリシーの変更を一定期間確約する行動的問題解消措置を好まないとも発言した。
FTCは20年、フェイスブックを反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで提訴した。
同氏は、企業が違法なことを知りながら政府に合併を申請し、是正策を提案する慣行は間違っていると主張。問題のない合併を申請すべきだとの考えを示した。行動的問題解消措置についても、根本的な問題の解決につながらないと指摘した。
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