[4日 ロイター] - 米半導体大手・エヌビディアは4日、インターネット上の仮想空間「メタバース」向けコンテンツを制作するアーティストやクリエーターに同社のソフトウエアを無償提供すると発表した。
また、アーティストが制作したコンテンツを販売できるよう複数のマーケットプレイス運営会社とテクニカル分野の提携で合意したと明らかにした。
メタバースは、エヌビディアの主力半導体のようなコンピューターグラフィックス技術に大きく依存している。
エヌビディアは、米ラスベガスで開催されているデジタル技術見本市「CES」で、3次元(3D)の共同作業空間を提供する「オムニバース」の無償版をアーティストなどに提供すると発表した。同社は昨年11月、同ソフトウエアを法人向けに年間9000ドルからの価格で提供すると発表していた。
仮想空間で使用できる3Dコンテンツを制作したアーティストは、それをマーケットプレイスやコンテンツライブラリーで販売できる。エヌビディアは、そうしたマーケットプレイスを運営する4社のコンテンツ上にオムニバースを表示することで合意したと明らかにした。
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