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アングル:米値がさハイテク株続落、ヘッジファンドはポジション解消
2016年2月9日 / 01:59 / 2年後

アングル:米値がさハイテク株続落、ヘッジファンドはポジション解消

[8日 ロイター] - 8日のニューヨーク株式市場で、フェイスブック(FB.O)やタブロー・ソフトウエア(DATA.N)、クラウドサービスのセールスフォース・ドット・コム(CRM.N)など割高感の出ているハイテク銘柄が続落し、ナスダック総合指数は一時約1年半ぶりの安値に沈んだ。

 2月8日、ニューヨーク株式市場で、フェイスブックやタブロー・ソフトウエア、クラウドサービスのセールスフォース・ドット・コムなど割高感の出ているハイテク銘柄が続落し、ナスダック総合指数は一時約1年半ぶりの安値に沈んだ。ニューヨーク証券取引所で5日撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

ウェドブッシュ・セキュリティーズの株式トレーディング担当マネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「今はとりあえず売ってから後で理由を考えようという状況にあると思う。それがハイテク株投資家の心境だ。何か失望を誘う材料が出て来れば、容赦なく売りを浴びせられつつある」と述べた。

これらの銘柄は、顧客企業が何年もビッグデータ分析やクラウド化への支出を拡大した流れに乗り、バリュエーションが高騰していたが、5日になって大幅な売りが始まった。

アボンデール・パートナーズのアナリスト、ランドル・リース氏は「われわれが目にしているのは、値がさ株のバリュエーションが危機に陥っている事態だ。投資家が最も成長している分野とみなし、テーマとその理由が設定されて、バリュエーションが押し上げられてきた」と説明した。

こうしたハイテク株の下落は、一部のヘッジファンドがインターネットやソフトウエアなどのセクターへの投資を手じまい始めた動きと平仄が合っている。高バリュエーションのハイテク株は昨年終盤、他のセクターが値を崩した中でも堅調を維持したため、ロング・ショート型のヘッジファンドが著しくオーバーウエートのポジションを構築していた。

しかし先週を通じてこれらのハイテク株は7─12%安と株価全般をアンダーパフォームし、ヘッジファンドの投資比率削減につながった。それでもクレディ・スイスのプライムサービス部門によると、まだポジション整理は終わっていない。

タブローの場合、5日に2016年の売上高見通しを下方修正したことを受けて時価総額が約半分になったが、8日はさらに10%近く値下がりした。

RBCキャピタル・マーケッツのアナリストチームは調査ノートで「製品価格が平均的に低めのタブローでさえ、顧客企業への販売が難しくなっているのなら、より高価な製品を手掛ける他のIT企業も問題を抱える恐れがあることを意味する」と指摘した。

8日にはITサービスのコグニザント(CTSH.O)が第1・四半期の売上高の伸びが14年間で最低になるとの見通しを示し、一層地合いが悪化。同社株価は7.7%安で引けた。

5日に株価が43%超も下がったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手リンクトインLNKD.Nは8日に反発して終わったものの、一時は下げる場面があるなど不安定な値動きだった。

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