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米ゲーム見本市E3、各社が競って「VRお披露目」 

[ロサンゼルス 15日 ロイター] - 14日にロサンゼルスで開幕した世界最大級の米ゲーム見本市「E3」では、ゲームの中に入り込んだ感覚が楽しめるバーチャルリアリティー(VR、仮想現実)端末が注目を集めており、大手メーカーも相次いで新製品を発表した。

デジタル・ワールド・リサーチの最高経営責任者(CEO)兼創設者、P.J.マクニーリー氏は「(E3は)VRのお披露目パーティーのようだ。VRへの関心は高まっており、対応端末も投入されている。コンテンツ開発会社はこのチャンスをどのように生かすか戦略を練っている」と語った。

ソニー は、VR体験を売りにしたゲーム機の新製品「プレイステーション(PS)VR」を10月に発売すると発表した。価格は399ドル。「バットマン」などを題材にしたVR版ゲームを年末までに50そろえる計画。一部は、プレイステーションVR専用のゲームとなる。

米マイクロソフト も2017年の年末商戦に合わせ、VRに対応した「Xbox(エックスボックス)」の新端末を発売すると明らかにした。

調査会社ニューズーのデータによると、996億ドル規模のゲーム業界では、コンソールやパソコンで楽しむゲームが依然主流。ただ、モバイルゲームの爆発的な人気やVR対応製品の増加で、ゲーム機のビジネスモデルは変わりつある。

一方で、これまでゲームコンソールにかなり投資してきたユーザーが、新たにVRヘッドセットに数百ドルも出費するか疑問視する声もある。

E3に訪れていたゲーム業界専門の記者、スティーブ・ボクサー氏は「今後数カ月、もしくは数年の間にVRゲームの良い点や悪い点が徐々に見えてくるだろう」と指摘。その上で、「VRのヘッドセットをつけながら20分以上ゲームをするのは個人的には好まない」と述べた。

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