[サンフランシスコ 12日 ロイター] 米半導体大手のインテルINTC.Oとアドバンスト・ マイクロ・デバイス(AMD)AMD.Nは12日、反トラスト法違反や特許侵害を含むすべての訴訟について和解に達したと発表した。
和解の一環として、インテルはAMDに対して12億5000万ドルを支払う。また両社は5年間のクロスライセンス契約を締結し特許技術の相互利用を可能にするほか、これまでのライセンス契約違反をめぐる申し立てを取り下げる。
インテルとAMDは「過去の両社の関係は難しいものだったが、今回の和解で法的争いが終了し、製品の革新と開発に全力を傾けることができる」との共同声明を発表した。
AMDは日本での2件の訴訟を含むすべての訴訟を取り下げ、世界各地の規制当局に提起した不服申し立ても撤回する。
インテルは今回の和解を受けて第4・四半期の業績見通しを修正し、研究開発費や合併・買収向けの支出見通しをこれまでの29億ドルから42億ドルに引き上げた。実効税率は26%から約20%に低下する見込みとした。