[ヘルシンキ 29日 ロイター] 世界最大手の携帯電話機メーカー、フィンランドのノキアNOK1V.HEは29日、米アップルAAPL.Oが7件の特許を侵害したとして米国際貿易委員会(ITC)に提訴した。
アップルが販売した「ほぼすべての携帯電話機、携帯音楽プレーヤー、コンピューター」で自社の特許が侵害されていると主張している。
ノキアは声明で、問題となっている7つの特許について、アップルのユーザーインターフェース、カメラ、アンテナ、パワーマネジメント技術などの機能に使用されていると説明した。
今回の訴えではアップルの携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」およびパソコンの「iMac(アイマック)」も対象となっており、両社の特許侵害をめぐる争いが一段と激化している。
ノキアの広報担当はITCが訴状調査に入るかどうか決定するのに30日程度かかる見込みだと述べた。
争点となっている特許を使用したアップル商品の販売差し止めは、少なくとも2011年初めまでは行われない見通し。
アップルのコメントは得られていない。