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ソフトバンク、ウィルコム再生で旧PHS事業も支援へ

 8月2日、ソフトバンクはウィルコムについて、次世代PHSを分離後の旧PHS会社についても支援することを決めたと発表。写真は2月、ソフトバンクのショップ前で(2010年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 2日 ロイター] ソフトバンク9984.Tは2日、会社更生法の適用を申請したPHS最大手のウィルコムについて、次世代PHSを分離後の旧PHS会社についても支援することを決めたと発表した。

 今後、旧PHS会社の再生に向けて、事業支援をするほか必要な資金支援も検討するという。

 3月12日に、企業再生支援機構、ウィルコム、ソフトバンク、アドバンテッジパートナーズ(AP)の4社で合意した枠組みでは、ウィルコムを新旧事業に分離し、ソフトバンク30億円、AP50億円などの出資で設立する新会社に次世代PHS「XGP」と基地局を引き継ぐ予定としている。

 一方の残る既存のウィルコム本体(旧PHS会社)については100%減資をした上で、APが3億円の第三者割当増資を引き受けて企業再生支援機構が最大120億円を融資することで合意していた。これに対してウィルコム管財人は、ソフトバンクに事業の支援を要請。管財人とソフトバンクは2日付でスポンサー契約を締結した。

 スポンサー契約を受けて、ソフトバンクは旧PHS会社を支援するため事業家管財人を派遣するほか、債務410億円の返済に向けて必要な資金支援も検討する。ソフトバンク広報によると、旧PHS会社の資本構成は、APによる3億円の資本注入を含めて見直しを行っていくという。

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