[トロント 21日 ロイター] カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)RIM.TOは、来週の開発者会議の場で、米アップルAAPL.Oの「iPad(アイパッド)」などに対抗し、タブレット型パソコン(PC)に関する計画を発表する可能性がある。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が21日、関係筋の話として報じた。
RIMは最近、www.blackpad.comというドメイン名を取得しており、同社が「ブラックパッド」と呼ばれる商品で、今年タブレットPC市場に参入するとの見方が広がっている。
WSJによると、RIMのタブレットPCは、画面サイズが7インチのタッチスクリーンで、1台もしくは2台のカメラを装備しており、ブロードバンド接続が可能。携帯電話網には、同社製のスマートフォン(多機能型携帯)「ブラックベリー」を通じてのみ接続できるという。
WSJは、RIMはそのタブレットPCで、QNXソフトウエア・システムズが構築した全く新しい基本ソフト(OS)を使用すると報じている。RIMは今年、QNXを買収した。
また米マーベル・テクノロジーMRVL.O製の半導体を搭載しているほか、製造は台湾の廣達電脳(クアンタ・コンピューター)2382.TWが担当しているという。
RIM広報担当は、コメントを拒否した。
開発者会議は9月27─30日にサンフランシスコで開催される予定。