[オークランド(米カリフォルニア州) 23日 ロイター] 米企業向けソフトウエア大手のオラクルORCL.Oがドイツの同業SAPSAPG.DEを著作権侵害で訴えていた裁判で、米連邦地裁の陪審団は23日、SAPに13億ドルの支払いを命じる評決を下した。
SAPは最大4000万ドルの支払いを見込んでいたことから、評決はこれを大幅に上回る結果となった。オラクルは少なくとも16億5000万ドルの損害賠償を求めていた。
SAPは現時点でコメントを差し控えている。
SAPは先に、子会社のトゥモローナウがオラクルのファイルなどを不正にダウンロードしたことを認めており、カリフォルニア州オークランドの連邦地裁では今月に入って両社が賠償額をめぐり争っていた。