[東京 15日 ロイター] シャープ6753.Tは15日、台湾の液晶パネル大手、友達光電(AUオプトロニクス)2409.TWと、液晶特許を相互に利用することができるクロスライセンス契約を締結したと発表した。
これに伴って、両社は相互に提起していた液晶関連特許に関するすべての係属中の法的措置を取り下げる。
もともとシャープとAUOは2006年3月から液晶特許のクロスライセンスを締結していたが、10年12月末を期限に契約が終了していた。シャープは今年1月、契約更新ができなかったとして、AUOを液晶特許侵害で米国国際貿易委員会(ITC)などに提訴。これに対してAUOも3月、シャープを液晶特許侵害で逆提訴し、訴訟合戦に発展していた。
(ロイターニュース 村井 令二)