[ソウル 22日 ロイター] 韓国のサムスン電子005930.KSは、アップルAAPL.Oが最大5件の特許を侵害しているとして、韓国、日本、ドイツで提訴した。発表声明では具体的な侵害内容は明らかにしていない。
アップルは15日、サムスンのスマートフォン(多機能携帯端末)などがiPhone(アイフォーン)やiPadを模倣しているとして商標侵害で提訴していた。
サムスンはグーグルGOOG.Oの基本ソフト(OS)アンドロイドの採用でスマートフォン市場でシェアを拡大しており、タブレット端末でアップルの最大の競合相手。
アップルは半導体や液晶ディスプレーなどの部品供給をサムスンに依存しており、訴訟合戦は両社の収益に悪影響を及ぼすおそれがある。
訴訟発表を受けてサムスン株は0317GMT(日本時間午後零時17分)2.69%安となっている。