[サンフランシスコ 6日 ロイター] 米防衛機器大手ロッキード・マーチンLMT.Nのネットワークに対するサイバー攻撃で、米データストレージ大手EMCEMC.Nのセキュリティ部門RSAから盗まれた情報が使われたことが明らかになった。
ユーザー認証システム「セキュアID」を提供するRSAが書簡をウェブサイトに掲載し、3月に同社から盗まれた情報がロッキードへのサイバー攻撃で使われたことを確認したと表明した。
EMCはこれに先立ち、RSAから盗まれた情報がセキュアIDに関連していると警告していた。
RSAは書簡で「RSAに対する攻撃の特徴から、ハッカーの動機はおそらく、防衛機密や関連する知的財産を狙えるセキュリティ情報を入手することだったとみられる」と指摘した。
RSAは、希望する顧客にはセキュアIDの交換に応じる方針だが、不要なケースが大半との見方を示した。