[ワシントン 18日 ロイター] 米国際貿易委員会(ITC)は、米アップルAAPL.Oが米イーストマン・コダックEK.Nをデジタルカメラ関連の特許侵害で訴えていた問題で、アップルの申し立てを棄却した先の仮決定を支持する判断を下した。これを受け、コダック株は時間外取引で上昇した。
アップルは昨年5月、自社のデジタルカメラと関連ソフトウエア製造技術の特許が侵害されたとしてコダックを訴えており、ITCは今年5月、コダックによる特許侵害は認められないとする仮決定を示していた。
コダックの株価は同訴訟により不安定な値動きが続いていたが、18日のITCの判断を受け、時間外取引で一時5%超上昇した。
コダックの広報担当者、デービッド・ランツィロ氏は「コダックによる特許侵害はないとの仮決定をITCが再確認したことに満足している」と述べた。アップルはコメントを控えている。
一方、コダックも自社のプレビュー技術に関する特許を侵害されたとして、昨年1月にアップルとカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)RIM.TORIMM.OをITCに提訴している。