[21日 ロイター] 米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が、関係筋の話として報じたところによると、インターネット検索大手の米グーグルGOOG.Oは、ワイヤレス技術開発の米インターデジタルIDCC.Oの買収に向け、予備的な協議を行っている。
インターデジタルは19日、身売りや特許売却などの戦略的選択肢を取締役会が検討していることを明らかにしていた。
グーグルは数週間前、カナダの通信機器大手ノーテル・ネットワークスの持つ特許権の競売で、アップルAAPL.O、リサーチ・イン・モーション(RIM)RIM.TO、マイクロソフトMSFT.O、EMCEMC.N、エリクソンERICb.ST、ソニー6758.Tで形成されるコンソーシアム(企業連合)に敗れていた。
インターデジタルは、多くの通信関連特許を保有している。
WSJによると、同社は特許の価値だけでなく、特許のライセンス契約がもたらす長期的な収益を反映した提示額を見込んでいる。
また、グーグルは同社とここ数日、連絡を取り合っているが、インターデジタルの金融アドバイザーは、入札の一環として、多くのハイテク企業と接触する見通しという。