[オークランド(米カリフォルニア州) 2日 ロイター] 米サンフランシスコ市警は2日、米アップルAAPL.Oから「紛失物」の届け出があり、同社の捜索に協力したことを明らかにした。
ハイテク関連のニュースサイトCNETは先週、業界関係者から発売間近とうわさされるアップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」の試作品が7月、サンフランシスコのバーで紛失したと報じていた。
警察当局者は具体的に紛失物が何かは明言しなかったものの、2日に発表した報道資料を「iphone5.doc」と呼び、アイフォーン5に関連する物であることを示唆した。
同市警は、アップルの社員がサンフランシスコにある個人宅を捜索する際に警官4人が同行したとし、「アップルの社員2人は居住者に会い、失くし物を探したが、見つけられなかった」と声明で発表した。なぜ警察が同行したのかは明らかにされていない。
2日付の地元紙SFウィークリーによると、7月に捜索が行われたのは22歳の男性宅で、訪れた全員が警察と名乗り、衛星を使って端末を追跡するソフトで場所を突き止めたと語ったという。