[ソウル 28日 ロイター] 韓国のLG電子066570.KSは28日、関連の部品会社LGイノテック011070.KSと共同で、独自動車大手BMWBMWG.DEとアウディNSUG.DEの韓国現地法人に対する販売差し止めを求める訴えを起こした。
LGが特許侵害と主張する独シーメンスSIEGn.DEグループの独オスラムの照明製品が使用されていることを問題視している。
LG電子は今年7月、オスラムに発光ダイオード(LED)関連の特許を侵害されたとして、韓国貿易委員会に対しシーメンスのLED製品の輸入差し止めを求めていた。
LG電子は声明で「今回の特許侵害が成長著しいLED業界に与える影響が強まっていることから、われわれは訴訟範囲をオスラムのLEDパッケージ商品を使用する自動車メーカーにまで広げた」としている。
一方、オスラムは今年6月、米国、ドイツ、日本の3カ国のLG、サムスン両グループと中国のLGグループを相手取り、特許訴訟を起こしている。これを受け、LGもサムスンLEDに加わる格好で、オスラムを逆提訴していた。