[東京 18日 ロイター] NTTドコモ9437.Tは17日、提携先の豪テルストラTLS.AXが「iモード」サービスを12月で終了すると発表した。英O2も同日、iモードを終了することを発表。同サービスの技術供与を軸に展開してきたドコモの海外戦略は、見直しを迫られる可能性が出てきた。
テルストラは独自のデータ通信サービスに乗り出しており、iモードに二重投資するよりも経営資源を集中したほうが効率的と判断した。テルストラは2004年11月にiモードを開始していた。
スペインのテレフォニカTEF.MCの子会社であるO2は、約2年前にiモードを開始。今後2年ほどはサービスを継続するが、iモードに対応した新端末は今月から供給しないという。
データ通信の定額制拡大により、携帯電話のユーザーはiモードのような限られたコンテンツよりも、インターネット上の不特定多数のコンテンツを利用する傾向にある。