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三菱電が携帯電話事業から撤退、次世代ネットワークなど成長分野に注力

 [東京 3日 ロイター] 三菱電機6503.Tは3日、携帯電話事業から撤退すると発表した。出荷台数の減少とともに、今後の業績改善が難しくなったと判断し、次世代ネットワーク(NGN)関連など成長分野へ資源を振り向けることにした。同事業からの撤退に伴い、2008年3月期業績への影響として税引き前利益段階で約170億円の一時損失が発生するとしている。

 携帯電話端末の新規機種開発は、現在NTTドコモ9437.Tに納入している機種を最後に終了する。08年度上期中をメドに、出荷も終える見通し。08年3月期に生じる一時損失約170億円は、他部門の費用効率化などの取り組みで吸収することを目指す。

 同社は07年度の携帯電話出荷台数見通しについて期初に約320万台と見込んでいたが販売が振るわず、中間決算時に約280万台、10─12月期業績発表時に約210万台へと、相次ぎ下方修正していた。07年度の同事業売上高の規模は約1000億円を見込んでいた。

 携帯電話端末事業からは撤退するものの、同社は通信関連事業を強化・拡大していく考えで、ドコモとの関係も進化させるべく取り組みを進める。携帯電話端末事業のノウハウや技術などの経営資源を、次世代ネットワーク(NGN)関連機器や携帯電話基地局などの通信インフラ事業、カーマルチメディア事業、FA(ファクトリーオートメーション)システム事業など、成長・発展を見込む分野にシフトし、通信システム事業本部を中心に通信関連事業を強化・拡大していく方針。

 同社子会社で携帯電話端末販売会社のダイヤモンドテレコムは、販売事業を継続・拡大するとしている。

 (ロイター日本語ニュース、平田 紀之記者)

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