[サンフランシスコ 24日 ロイター] 調査会社IDCによると、2008年第4・四半期の世界のサーバー販売台数は前年同期比12%減少した。売上高は同14%減の135億ドルだった。
IDCによると、これは約7年前のITバブル崩壊以来の大幅な落ち込み。IDCは、今後は売り上げの減少がさらに加速するとの見通しを示した。
IDCのマシュー・イーストウッド氏は、世界的な景気減速が本格化するにつれ、サーバーベンダーを含めた業界全体が大きな影響を受け、第4・四半期に市場環境の悪化が進んだと指摘した。
サーバーベンダーのトップ企業、IBMIBM.Nの売上高は15%減少。上位5社の中では最も落ち込みが大きかった。
2位はヒューレット・パッカードHPQ.Nで、売上高は10.1%減少。市場シェアは1%強上昇して29%となった。
3位はデルDELL.Oで、売上高は9.9%減少したものの、シェアは10.6%に上昇した。
上位5社はこのほか、サン・マイクロシステムズJAVA.Oと富士通シーメンス。